知っておきたい4つの見直し

医療保険制度が大きく見直されることになりました。

今回の改革には、
薬・高額な医療費・老後の金融所得・妊娠出産など、
私たちの暮らしに関わる内容が含まれています。

難しい制度の話ですが、今回は4つに分けて簡単に整理します。

① 市販薬と似た薬の負担見直し

市販薬でも対応できる一部の医療用医薬品について、
保険給付の範囲が見直され、
別途の負担を求める仕組みが設けられます。

薬剤費の4分の1を特別の料金とする仕組みが示されており、
2027年3月の施行が想定されています。
対象となる薬や配慮が必要な人への対応については、
現在も具体的な検討が進められています。

② 高額療養費制度

高額な医療費がかかったときの自己負担を抑える「高額療養費制度」。
2026年8月からは、月ごとの上限に加えて年間上限が設けられました。
長期的に治療を受ける人の負担を考えた仕組みも維持されています。

③ 75歳以上の金融所得

上場株式の配当などの金融所得は、
これまで確定申告の有無によって、
後期高齢者医療制度の保険料や窓口負担割合に違いが生じる場合がありました。
今回の改革では、こうした金融所得をより公平に反映する仕組みが進められます。

④ 妊娠・出産への支援

妊娠・出産にかかる費用を分かりやすく「見える化」し、
標準的な出産費用の負担軽減や、
妊婦健診の経済的負担軽減を進める内容が盛り込まれています。


健康とお金は、つながっています

今回の制度改正を調べていて、改めて感じたのは、

健康とお金は別々ではない
ということ。

薬を使うとき。
病気になったとき。
年齢を重ねたとき。
妊娠・出産をするとき。

その時々で、医療制度と家計は関係してきます。
制度を全部覚える必要はありません。

まずは、
「今、医療保険がこんなふうに変わっているんだ」
と知っておくこと。
それだけでも、自分や家族のこれからを考えるきっかけになると思います。

※この記事は、2026年9月時点で公表されている厚生労働省の資料をもとに、
制度の概要を分かりやすくまとめたものです。
具体的な対象・負担額・施行時期などは今後変更される場合があります。

参考:厚生労働省「医療保険制度改正法が成立しました」
厚生労働省の制度改正ページ